2026.4月から子ども・子育て支援金制度がスタートします。これを巷では独身税と言っている人もいるようですが、実際は独身者にだけ課せられる税制ではなく、国民の90%程が対象となる子ども・子育てを支援するための財源確保のための税制度になります!
子ども・子育て支援金制度とは社会全体で子ども・子育て世代を応援していく制度になり、幅広い支援策の財源確保のため、健康保険の保険料である「一般の保険料+介護保険料(40歳〜64歳)」に加えて、新たに「子ども・子育て支援金」が保険料として徴収されることとなります。
この子ども・子育て支援金制度の恩恵を受けられるのは「子どもがいる家庭」のみ。そのため、独身の方や子どもがいない家庭は、"保険料を支払うだけ"ということになり、実質的なメリットがないという意見もありますね。このことから、独身税という言われ方をしているということになります。
私は、現在52歳ですが、0歳7ヵ月の娘と2歳1ヵ月の息子がいます。この子供・子育て支援金の恩恵を受けさせて頂ける世帯となりますが、本当に有難いことだと思っています。
この制度は、現在子供がいる世帯には当然のこととしてプラスになり、恩恵を預かる制度であるのですが、この制度によって積極的に結婚しようという意識や気運が高まるかというと何とも言えません。
結婚したご夫婦が子供を何人産みたいとか、子供を授かりたいというモチベーションには当然のこととして繋がります。
一方で、未婚者にとってこの制度があるから結婚しようということになるかというと、その点は疑問に思います。
少子化の一番の原因は、未婚化・晩婚化になると思いますので、その解消にはあまり繋がらないと思っていますが、マイナスに働くことはないのかなと思います。
ただ、独身税ということで、何の恩恵も受けれないなら結婚して子供を授かって恩恵を受けようというモチベーションを持つ人も一定数はいるのかもしれません。
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